【目指せ一人前】介護研修を受ける新人介護士が心がけるべき7点紹介!

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年々加速している高齢化社会において、需要が高まりつつあるのが介護士の仕事です。

世間では誰でもできる・始められる簡単な仕事であると思われています。実際にやってみると全く簡単ではなく、その上命を預かる仕事であるため責任感やプレッシャー、体力に精神力も必要とされるハードな仕事となっています。

新人介護士の方やこれから介護士を目指して頑張ろうとしている方は、この記事を読めば介護の研修を受ける際に心がけるべき点や、どんな準備を進めるべきかがわかります。一人前の介護士になるための下準備をここで行い、ぜひ今後に役立ててください。

目次

心がけるべき7点

一般企業や公務員などの他の職種と同様に心がけるべき点がある一方、多職種ではあまり見られない点があります。
それでは、介護士が心がけるべき点を5つ紹介していきます。

報連相

介護士の職場において、報告・連絡・相談は必ず行わなければならない事項です。

利用者に対しての介護・介助は、基本的には単独で行うものではありますが、介護の方法や手順などを決めるのはチームで行います。例えば、自身が担当する利用者の日中の出来事や、排泄介助・食事介助・起床や就寝など自身が支援に入った時の様子を時間があるときはメモをしたり介護記録に残したりして、他職員がその利用者の情報を知れるようにしておくとよいでしょう。

上司や先輩職員とうまく連携を取るために、報連相は大変重要なものであると言えます。

体調管理

不特定多数とまではいきませんが、多くの利用者とマンツーマンで対応したり外部から来る業者とやり取りしたりと、人と関わる事が非常に多いため、体調管理や感染予防には細心の注意が必要となってきます。

介護職は肉体労働であるため、睡眠不足や疲労に悩まされる人も少なくないです。疲労等から集中力が続かず、普段なら起きることがないミスを連発してしまうことがあります。

介護士は利用者の命を預かっていると言っても過言ではないため、疲労を溜めすぎないよう休日や休憩時間はしっかり休んで仕事中は集中が切れないようにしましょう。また、近年新型コロナウイルスやインフルエンザウイルス等の感染症対策を重要視されているので、体調管理や感染予防には徹底していきましょう。

利用者ファースト

介護職は利用者がいて成り立つ仕事です。そのため当然のことながら利用者第一でサービス提供していかなければなりません。

介護の現場において、思ってもみなかった事態に見舞われることがあります。その時はまず利用者の思いを尊重することを優先順位の一番に置いて判断してみましょう。

ただし、その利用者の要望を全て受け止めて実行するのは、その人の自立(自律)支援としてはもしかしたら不正解であると言われてしまうかもしれません。利用者の表情や思い、取り巻く環境などを総合的に判断して支援に当たることが重要です。

自己研鑽

介護の仕事は基本的に同じ業務が続いていくものです。ただしそれは介護職員側からの意見であって利用者側からすると日々の生活の助けとして介護職はいるため、一日として“同じ”ではありません。

やることが毎日変わらないため、独り立ちしてからしばらくすると仕事に悪い意味で慣れてしまい、手を抜くべきではない業務すら手を抜くような人が意外といます。利用者は雑な支援が行われた場合、すぐにわかってしまいますが介護してくれているので不満を言わず我慢してしまう傾向にあります。

本来そのように気を遣われることはよくないことですので、常日頃から自己研鑽を忘れず利用者が安心安全にサービスが受けられるようにしていくことが大切なのです。

介護に正解はありませんが、不正解はあります。力任せ・雑・適当な支援は当然間違っていると言えます。そういった間違った支援を行わないよう謙虚かつ前向きな姿勢で業務に当たりましょう。

入れ込みすぎない

独り立ちしてから数年経過すると担当を持つことがあります。担当利用者がいるとその人とより多く交流し、情報共有も密に行うことができるでしょう。

しかし、利用者との距離感はあまり詰めすぎず適度な距離を保つ必要があります。利用者=お客様からお金を頂いて、介護士=会社がサービスを提供しているといった仕事上の関係でしかないため、公私混同をするといざという時に適切な判断ができなくなってしまう恐れがあります。

公私混同の具体例としては、利用者に個人情報を教えたり、利用者から個人情報を教えてもらったりするケースが挙げられます。利用者と職員は適切な関係を構築することでより良いサービスを提供できるでしょう。

身だしなみを整える

介護士は、ほかの業種とは異なる点が多く存在していますが、同じ点を挙げるとするならば身だしなみを整えるのは社会人として当たり前です。

特に髪色は介護職では特に気を付けるべき点であると言えます。「介護」なので利用者は主に高齢者となってきます。高齢者の方々は金髪のような派手な髪色の人を見ると不信感を抱く人が非常に多いです。

そのためか多くの介護事業所では髪色は黒または暗めの茶色で統一されています。そのルールを破って我を通そうものなら、強めの注意どころか最悪の場合勤続年数次第ではクビにされる可能性も無くは無いです。

また、体臭にも気を配りましょう。自身の体臭は自分自身では気付きづらいため、自分が頭に敷いている枕の匂いを確かめたり、それでも匂いがわからない場合は仕事に行く前にシャワーを浴びておくのも一つの手段でしょう。

香水を使うのは介護の現場において御法度なので、匂い消しを使いたい場合はファブリーズやリセッシュで臭いを消すようにしましょう。利用者だけでなく、ご家族や外部からの業者・関係者と関わる仕事なので、いつ・どのような事態でも恥ずかしくない振る舞いができるように心がけておきましょう。

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介護施設向け研修

介護の仕事とは、要介護者や要支援者に対し、身体介護や生活援助を通じて、尊厳の保持と、有する能力に応じて自立した日常生活を支援することにあり、社会的に大変意義のある職業です。その時々の状況に応じた対応が求められ、細かな観察と気配りは欠かせません。
介護施設向け研修では、介護相談員や福祉用具専門相談員の仕事の基本をはじめ、介護職の将来性についても解説しています。

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移動方法

職場によっては大きく複数ユニットに分けられている入居施設であったり、デイサービスのような小規模・通所施設で働く人が居るでしょう。

大きな施設において、利用者からナースコールや声掛けで呼ばれた際の移動は、早歩きが望ましいでしょう。ナースコールで呼ばれた場合、ほとんどの場合緊急を要するものが多いため、利用者の声が切羽詰まっていることがあります。

その時に走って移動すると自分自身が点灯して怪我をしてしまったり、他者とぶつかって怪我をさせてしまう可能性があります。また、走りの場合急には止まれないので角を曲がった時に障害物があったり、床が濡れていたりしてもすぐに避けるという事ができなくなってしまいがちです。

これらのことから、移動は早歩きであることが望ましいです。
早歩きならば、周りに注意して移動していると思われるので、まず間違いなく事故は起こらないでしょう。

また、ちゃんと急いで向かっているようにも見えるので、もし利用者の家族や外部からの人間に見られたとしても、悪い印象は抱かないでしょう。

早歩きのコツとして、かかとをつけずに歩くと尚良いです。「仕事ができる人」は仕事中全ての移動をかかとをつけずに早歩きしていることが多いので、時間があるときに先輩職員の移動を見てみると良いかもしれません。

体力づくり

介護士を続けると決めた場合における一番の悩みは肉体労働から来る体の痛みでしょう。

介護職員が最も痛めてしまう部位は腰で、次に膝・手首・背中等といった節々に負担がかかってきます。例えば、排泄介助や移乗介助のような屈み込んだ姿勢で利用者の体重を支えたり、屈んだ体勢のまま作業を続けていくと腰にとてつもない負荷がかかるため、自ずと腰痛になっていきます。

このような身体的負担を和らげる、予防するために体力づくりが挙げられます。スクワットや腹筋のような筋力トレーニングや、仕事前にストレッチをして怪我の予防に努めていきましょう。

体力づくりとは、運動が苦手・嫌いな人にとっては苦痛なものであるでしょうが、腰痛持ちになると今後の業務に多大な影響を与えてしまうので、簡単で続けやすそうなメニューを見つけてみてください。

まとめ

介護士は就くだけなら簡単ですが、成るのは大変です。

また、年数を経ると知識も大幅に必要になってくると理解するでしょう。仕事をしていく上で、今自分に何が足りないのか・どこを伸ばせばいいのか・利用者とのコミュニケーションにおかしなところはないか等といった悩みが増えてくると思います。

その時は上司や先輩職員に聞いてみたり、同期に尋ねてみると自分では気付けなかった点がわかるかもしれません。介護士が心がけるべき7点を確認して、介護士の仕事を頑張ってください。