TOEIC L&R 試験当日の注意点は?当日の持ち物や服装を解説

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TOEIC Listening & Reading Testは、就職・昇進・留学など多くの場面で評価される英語力の指標です。しかし、初めて受験する社会人や学生にとって、試験当日の流れや注意点は意外と知られていません。本番で実力を発揮するためには、事前準備と当日の行動が大きな鍵を握ります。ここでは、試験前日から終了後まで、失敗を防ぐためのポイントを時系列で解説します。
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目次
- 試験前日までに確認すべきこと
- テスト当日の流れ(例:公開テスト)
- 当日の持ち物と服装
- 当日持ち物チェックリスト
- 会場到着後の流れ
- 試験中の注意点
- 試験後の振り返り
- テスト結果の確認方法
- 本番力を鍛えるなら「e-JINZAI lab. TOEIC L&R対策講座」
- まとめ
試験前日までに確認すべきこと
試験前日は、知識を詰め込むよりもコンディションを整えることが重要です。まずは公式サイトや受験票で、会場住所・集合時間・持ち物を再確認しましょう。交通機関の運行状況や経路も事前に調べ、万一の遅延に備えたルートも把握しておくと安心です。また、試験開始時間に合わせた生活リズムに調整しておくことで、当日の集中力が維持しやすくなります。睡眠不足や食事の乱れは集中力低下につながるため、前日は十分な休養と栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。精神的に落ち着くルーティンを取り入れるのも効果的です。
テスト当日の流れ(例:公開テスト)

TOEIC L&R公開テストは、受付から解散まで約3時間に及ぶスケジュールで進行します。受付時間や試験開始時間は厳守され、途中退室や休憩はできません。当日の全体の流れを事前に把握しておくことで、余計な不安や焦りを減らせます。また、試験中は飲食できないため、開始前に軽くエネルギー補給をしておくと空腹による集中力低下を防げます。消化の良い軽食や水分補給を適切に取ることがポイントです。
TOEICは午前と午後の部に分かれています。当日のスケジュールは以下の通りです。
項目 | 午前実施 | 午後実施 |
---|---|---|
受付 | 9:25~9:55 | 14:05~14:35 |
試験の説明・音テスト | 9:55~10:20 | 14:35~15:00 |
試験開始~試験終了 | 10:20~12:20 | 15:00~17:00 |
問題用紙・解答用紙の回収 | 12:20~12:35 | 17:00~17:15 |
解散 | 12:35(予定) | 17:15(予定) |
※注意点
- 受付後は休憩なしで試験に入ります。退室もできません。
- 着席後はすぐに解答用紙A面の記入を開始します。
当日の持ち物と服装
必須の持ち物は「受験票」「顔写真付き身分証明書」「筆記用具(HBまたはBの鉛筆またはシャープぺん、消しゴム)」です。特に受験票には、事前に用意した顔写真を貼付する必要があります。当日会場で撮影できるとは限らないため、必ず前日までに準備しておきましょう。顔写真は以下の公式規定を満たす必要があります。
- サイズ:縦4cm × 横3cm
- 撮影時期:6ヶ月以内
- 正面を向き、顔全体がはっきり確認できる(影がないこと)
- ご本人のみが写っている(頭部全体が写っている)
- 背景は何も写っておらず、白または薄い色
- カラー・モノクロどちらでも可(ただし公式認定証にはモノクロで印刷)
写真が不適切だと受験が認められない可能性もあるため、注意が必要です。
また、腕時計は会場に時計がない場合の時間管理に必須ですが、スマートウォッチは使用不可なので注意しましょう。服装は空調や座席の位置による温度差に対応できる重ね着が理想です。リスニング時に集中を妨げないよう、耳元や首回りに邪魔なアクセサリーは避けましょう。
当日持ち物チェックリスト
必要な持ち物は以下の通りです。身分証は、種類によっては認められない場合があります。有効な身分証については、TOEIC公式ホームページのテスト当日のご案内を参考にしてください。
持ち物 | 必須/任意 | 補足・注意点 |
---|---|---|
受験票 | 必須 | 顔写真を事前に貼付(公式規定を満たすもの) |
顔写真(縦4cm×横3cm) | 必須 | 上記身分証に貼付。6ヶ月以内撮影、背景は白または薄色、正面・影なし |
顔写真付き身分証明書 | 必須 | 運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど |
鉛筆(HBまたはB) | 必須 | シャープペンでも可、複数本用意すると安心 |
消しゴム | 必須 | カバー付き推奨。細かい修正ができるものが便利 |
腕時計 | 任意(推奨) | アナログ・デジタル可。スマートウォッチ不可 |
上着・羽織りもの | 任意(推奨) | 会場の空調対策。重ね着が安心 |
飲み物 | 任意 | 試験前後に飲めるもの。試験中の飲食は不可 |
会場到着後の流れ
会場には受付時間の30分〜1時間前に到着するのが理想です。特にTOEIC試験は全国から多くの受験者が集まるため、電車やバスが混雑することがあります。早めに家を出て余裕を持った移動を心がけましょう。
会場は大学や専門学校などで行われることが多いですが、受付時間よりあまりに早く到着すると、建物がまだ開いておらず外で待つことになる場合があります。寒い時期や暑い時期は体温管理に注意が必要です。
受付では受験票と身分証を提示し、着席後はリスニング用の音量確認が行われます。試験前の待ち時間には、難しい問題集ではなく、自作のメモや簡単な単語帳などで軽く頭をウォームアップさせるのがおすすめです。また、スマートフォンは必ず電源を切り、かばんの中にしまいましょう。
試験中の注意点
リスニングセクションでは、放送は一度しか流れません。指示があったらすぐに問題に目を通し、キーワードを押さえておくと聞き取りがスムーズになります。
また、リスニング開始前には音声テストがありますが、会場によってはスピーカーからの距離やハウリングなどの影響で、普段イヤホンで練習している時とは聞こえ方が異なる場合があります。特に反響が大きい会場では音がぼやけて聞こえることもあるため、事前に離れた位置からスピーカー音声を聞く練習をしておくと、当日も焦らず対応できます。
リーディングセクションでは、時間配分が勝負です。パート5(短文穴埋め)は1問20秒程度を目安にし、最後まで解ききることを優先しましょう。1つの問題で長く止まってしまうと、後半に時間が足りなくなります。他の問題を解いていくうちに答えのヒントや関連する情報が浮かぶこともあるため、迷ったらいったん飛ばし、後から戻ることが大切です。わからない問題はマークだけでも埋め、空欄を残さないようにしましょう。
試験後の振り返り
試験が終わったら、できるだけ早く記憶を頼りに解いた内容や時間配分の感覚をメモしておきましょう。間違えた箇所や時間が足りなかった部分を整理することで、次回の対策が明確になります。
TOEICでは試験問題や正答の公開は一切行われません。そのため、自分の記憶や試験中の感覚をもとに振り返ることが非常に重要です。また、結果発表までの期間に、弱点克服に向けた学習を始めることで、スコアアップのスピードが上がります。
テスト結果の確認方法

TOEICの結果は、試験日から17日後にインターネット上でスコアが表示されます。表示開始後は、登録しているE-mailアドレスに案内が届くので、TOEIC申込サイトにログインして確認しましょう。
さらに、19日後にはデジタル公式認定証が同じページで確認可能になります。紙の公式認定証は、申し込み時に発行を希望した場合、試験日から30日以内 に発送されます(団体一括受験の場合は全員に発送)。
なお、日米の祝日によってスケジュールが遅れる場合がありますので、結果確認の時期はあらかじめ余裕を持って想定しておくと安心です。
本番力を鍛えるなら「e-JINZAI lab. TOEIC L&R対策講座」
TOEICで高スコアを狙うには、当日の注意点を知るだけでなく、本番を想定したトレーニングが不可欠です。
e-JINZAI lab.の「TOEIC Listening & Reading Test対策講座」では、試験形式に沿った模擬演習や時間配分のコツを実践的に学べます。さらに、リスニング・リーディングそれぞれの得点源を増やす戦略も習得可能です。初めての受験でも安心して臨めるよう、当日の流れや持ち物チェックリストも提供しており、学習から本番までをトータルでサポートします。次の試験で確実に成果を出したい方は、受講を検討してみてください。
まとめ
TOEIC L&R試験は、事前準備と当日の行動で結果が大きく変わります。前日までに会場や持ち物を確認し、当日は余裕をもって行動することで、試験本番に集中できます。リスニングでは先読み、リーディングでは時間管理を意識し、空欄を残さないことがスコアアップのポイントです。試験後の振り返りを次回に活かすことで、着実な成長が期待できます。
加えて、日頃から模試やリスニング環境の工夫を行えば、本番でも慌てず対応できる力がつきます。時間配分や集中力は、一度の練習では身につかないため、計画的な学習が重要です。こうした積み重ねが、目標スコア達成への最短ルートとなります。