【2026年最新版】公務員ボーナスの支給額・支給日を徹底解説!計算方法も紹介
2026年の公務員ボーナスは、8月7日の人事院勧告により、年間4.65月分から4.70月分へ引き上げられる見込みです。「冬のボーナスはいつ、いくら増えるの?」「自分の支給額はどう計算すればいい?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
政府は10月9日に勧告どおり改定する方針を閣議決定し、同日に給与法改正案を国会へ提出しました(10月23日時点で審議中)。改正法が成立すれば、引上げ分は2026年12月の冬のボーナスにまとめて反映されます。
この記事では、人事院や内閣人事局の公表資料をもとに、次のポイントを解説します。
- 手取り額の考え方と支給時の注意点
- 2026年の支給月数と支給日
- 夏の平均支給額(公表値)と冬の見通し
- 期末手当・勤勉手当の計算方法
2026年の公務員ボーナスの支給月数と支給日
冬は2.375月分、年間4.70月分の予定
2026年度は、夏(6月期)が配分の平準化により2.325月分で支給済みです。冬(12月期)は引上げ分の0.05月分を上乗せし、2.375月分となる予定です。引上げ分は、期末手当と勤勉手当に0.025月分ずつ配分されます。
| 区分 | 夏(6月期・支給済み) | 冬(12月期・予定) | 年間 |
|---|---|---|---|
| 期末手当 | 1.2625月分 | 1.2875月分 | 2.55月分 |
| 勤勉手当 | 1.0625月分 | 1.0875月分 | 2.15月分 |
| 合計 | 2.325月分 | 2.375月分 | 4.70月分 |
※一般の職員の支給月数です。冬は改正法の成立が前提です(人事院「令和8年人事院勧告」)。
今回の改定案では、2027年度以降は夏・冬とも2.35月分に均等配分されます。ただし、今後の勧告や法改正で変わる可能性があります。
支給月数が引き上げられた理由
人事院は、直近1年間(2025年8月〜2026年7月)の民間企業のボーナス支給割合と、国家公務員の年間支給月数を比較しています。民間の4.72月分に対して公務は4.65月分と0.07月分下回ったため、0.05月単位の改定ルールに沿って引き上げられました。月給も、民間との差(官民較差)1万5,056円(3.51%)を解消するため引き上げられます。
冬の支給までの流れ
- 8月7日:人事院が国会と内閣に勧告
- 10月9日:政府が勧告どおりの改定を閣議決定し、改正法案を提出
- 国会で改正法が成立・公布
- 12月10日:冬のボーナスを支給(成立が間に合わなければ、差額を後日支給)
夏・冬の支給日はいつ?
国家公務員の支給日は法令で定められています。
- 夏季:6月30日(2026年は火曜日、支給済み)
- 冬季:12月10日(2026年は木曜日)
地方公務員の多くも国に準じた日程ですが、条例によって異なる場合があります。
公務員ボーナスの平均支給額(2026年夏の公表値)

内閣人事局によると、2026年夏の平均支給額は約73万8,500円でした。前年同期の約70万6,700円から、約3万1,800円(約4.5%)の増加です。
対象は、管理職を除く行政職職員(平均32.9歳)のうち成績標準者です。成績標準者とは、人事評価の結果が標準的な職員を指します。給与実態調査等から算出した値で、実際の振込額を集計した平均ではない点に注意しましょう(内閣人事局)。
2026年冬の平均支給額は未公表です。月給の引上げ(行政職俸給表(一)で平均3.3%)と支給月数の上乗せが反映されるため、改正法が成立すれば夏を上回る見通しです。
公務員ボーナスの計算方法
期末手当と勤勉手当の計算式
公務員ボーナスは、期末手当と勤勉手当の合計です。期末手当は在職期間に応じて、勤勉手当は勤務成績に応じて支給されます。両者は計算式も基礎額も異なります。
| 項目 | 期末手当 | 勤勉手当 |
|---|---|---|
| 計算式 | 基礎額×支給月数×在職期間別割合 | 基礎額×期間率×成績率 |
| 扶養手当(対応する地域手当を含む) | 基礎額に含む | 含まない |
| 役職段階別加算・管理職加算 | 該当すれば加算 | 該当すれば加算 |
通勤手当や住居手当は基礎額に含まれません。役職段階別加算とは、職務の級や役職に応じた上乗せのことで、一定の管理職には管理職加算も適用されます。
在職期間別割合・期間率・成績率とは
- 在職期間別割合:基準日以前6か月の在職期間で決まります。6か月で100%、5か月以上6か月未満で80%、3か月以上5か月未満で60%、3か月未満で30%です。
- 期間率:基準日以前6か月の勤務期間に応じた割合です。
- 成績率:人事評価の結果に応じた支給割合です。冬の「勤勉手当1.0875月分」は改定上の支給月数で、個人の成績率とは区別されます。
簡易試算:2026年冬はいくらになる?
俸給30万円、地域手当20%、扶養手当1万3,000円、加算なし、6か月フル勤務で、成績率を1.0875と仮定した独自試算です。
- 期末手当:37万5,600円×1.2875≒約48万3,600円
- 勤勉手当:36万円×1.0875≒約39万1,500円
- 合計:約87万5,100円
実際の成績率は評価区分ごとに定められるため、あくまで目安としてご覧ください。
公務員ボーナスの手取り額の考え方
手取り額は、年齢、加入する共済組合、前月の給与、扶養人数で大きく変わります。主な控除は次のとおりです。
- 厚生年金保険料(本人負担9.15%)
- 退職等年金給付掛金(0.75%、対象者のみ)
- 短期掛金(健康保険に相当し、組合により率が異なる)
- 介護掛金(原則40歳以上65歳未満)
- 子ども・子育て支援掛金
- 源泉所得税:(賞与総額-社会保険料等)×算出率
掛金は、原則として千円未満を切り捨てた「標準期末手当等の額」をもとに計算します。なお、国家公務員は雇用保険の対象外です。正確な金額は給与明細で確認しましょう。明細のどこを見ればよいか迷う方は、「期末・勤勉手当」の欄と控除欄を見比べてみてください。
国家公務員と地方公務員の比較
国家公務員は給与法、地方公務員は各自治体の条例・規則に基づいて支給されます。人事委員会を置く自治体では、その勧告等を踏まえて条例改正等が行われます。
条例改正等が支給日に間に合わない場合、冬はいったん改定前の月数で支給され、差額が後日支払われることがあります。地域手当も勤務地や制度によって支給率が異なり、支給されない地域もあります。あなたの自治体の状況は確認できていますか?
民間企業のボーナスとの比較
| 区分 | 2025年夏(実績) | 2026年夏 |
|---|---|---|
| 国家公務員(公表値) | 約70万6,700円 | 約73万8,500円(実績) |
| 民間企業(事業所規模5人以上) | 42万6,337円 | 約43万6,140円(予測) |
※民間の2025年は厚生労働省の実績、2026年は三菱UFJリサーチ&コンサルティングの予測です。対象集団が異なるため、単純な待遇比較には向きません。
大手企業では、経団連の最終集計で163社平均104万2,537円と、規模や業種による差が大きくなっています。公務員ボーナスは個別企業の業績で決まるのではなく、民間の支給状況を踏まえた勧告と法改正によって見直されます。
公務員ボーナスの支給時の注意点と研修の重要性
基準日と休業中の扱い
- 原則として基準日(6月1日・12月1日)に在職する職員が対象です。基準日前1か月以内に退職・死亡した職員も、要件を満たせば対象になります。
- 育児休業、産前産後休暇、病気休職は扱いがそれぞれ異なり、減額・不支給となる場合があります。
- 月給の引上げは4月にさかのぼって適用され、差額は改正法の施行後にまとめて支給されます。
研修の徹底で制度の誤解を防ぐ
ボーナスの計算には、基礎額の違いや成績率など、担当者でも誤解しやすい論点が多くあります。「期末手当と勤勉手当の基礎額は同じ」「休業中も一律に支給される」といった思い込みは、問い合わせ対応の負担や支給ミスにつながりかねません。
こうした課題は、組織内研修(庁内研修)を徹底することで解決できます。
- 給与担当者向けに、法改正のたびに最新の支給月数と計算方法を共有する
- 管理職向けに、人事評価と成績率の関係を説明し、公正な評価につなげる
- 一般職員向けに、基準日や休業時の扱いをわかりやすく周知する
制度を正しく理解する職員が増えれば、職員の納得感が高まり、組織への信頼にもつながります。
まとめ:2026年冬の公務員ボーナスは改正法の成立に注目
- 2026年の公務員ボーナスは年4.70月分、冬は2.375月分となる予定(改正法の成立が前提)
- 冬の支給日は12月10日(木)
- 夏の平均支給額(公表値)は約73万8,500円、冬は未公表
- 期末手当と勤勉手当は計算式も基礎額も異なる
- 地方公務員は各自治体の条例改正等で決まる
まずはご自身の給与明細と所属先の通知を確認し、冬の支給額を把握しておきましょう。職場で制度の理解を深めたい方は、給与制度や人事評価をテーマにした庁内研修の実施もぜひ検討してください。
本記事は2026年10月23日時点の情報です。最新情報は人事院・内閣人事局の発表をご確認ください。
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