何を話したらいい?新年度の挨拶・スピーチの例文をシチュエーション別に紹介

新年度のスピーチ

新年度を迎えるにあたり、さまざまな場面で挨拶やスピーチをする機会があります。社内の朝礼や会議、取引先への訪問、さらには飲み会の席など、シチュエーションによって話す内容やトーンを変えることが求められます。

しかし、「何を話せばいいのかわからない」「どんな言葉を選ぶべきか迷う」と感じる方も多いのではないでしょうか。そこで、本記事では新年度の挨拶を「社内」「客先」「飲みの場」の3つのシチュエーション別に紹介し、それぞれのポイントと具体的な例文を解説します。

社内での新年度の挨拶

社内での新年度の挨拶は、明るく前向きな雰囲気を意識しつつ、社員の士気を高める内容にすることが大切です。以下のポイントを押さえましょう。

  • 新年度を迎えたことへの感謝や意気込みを述べる
    新しい年度のスタートに際し、無事に迎えられたことへの感謝の気持ちを伝えましょう。「今年もよろしくお願いします」という一言を添えるだけで、円滑な人間関係が築きやすくなります。
  • 会社や部署の目標を簡潔に伝える
    「昨年は〇〇に注力したが、今年は△△を強化する」など、具体的な目標を共有することで、社員が方向性を理解しやすくなります。抽象的な言葉ではなく、「チームで売上〇〇%アップを目指そう」といった具体的な指標を入れると、より伝わりやすくなります。
  • 社員の協力やチームワークの大切さを強調する
    目標達成のためには、一人ひとりの努力が重要であることを伝え、「皆で支え合いながら成長していきましょう」というメッセージを込めると、チームの結束力が高まります。

社内挨拶の注意点

社内での挨拶では、具体性を意識することが重要です。「今年も頑張りましょう」という漠然とした言葉だけでは、社員のモチベーションにはつながりにくいため、「昨年の〇〇の成果をさらに伸ばし、今年は△△に挑戦していきたい」といった、具体的な目標を示すとよいでしょう。また、業務の負担を過度に強調するような発言は避け、ポジティブな雰囲気を作ることを意識しましょう。

また、昨年度の未達成部分や業績の低迷、赤字などのネガティブな事柄を強調するのも避けたほうがよいでしょう。例えば、「昨年は売上が伸び悩みましたが、今年こそ巻き返します」といった表現は、社員に不安を抱かせる可能性があります。もし触れる必要がある場合は、「昨年の課題を活かし、今年は新たな戦略で挑戦していきます」と前向きな言葉に言い換えると、社員の士気を高めることができます。新年度の挨拶では、これからの成長や可能性に焦点を当て、前向きなメッセージを伝えることが大切です。

例文(上司から部下へ)

皆さん、新年度を迎えました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。昨年度は、皆さんの努力のおかげで〇〇のプロジェクトが成功し、大きな成果を上げることができました。今年度は、さらにチームとして成長し、〇〇に注力していきたいと考えています。一人ひとりの力が、チーム全体の成果につながります。今年も協力し合いながら頑張っていきましょう!何か困ったことがあれば、一人で抱え込まず、遠慮なく周りに相談してください。お互いに助け合いながら、より良い一年にしていきましょう!

例文(新入社員・若手社員から)

おはようございます。本日から新年度が始まり、気持ちも新たに頑張りたいと思います。昨年度は先輩方に多くのことを教えていただき、本当にありがとうございました。今年は〇〇の業務でさらに成長できるよう、積極的に学び、会社に貢献できるよう努力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします!まだまだ至らない点も多いですが、一つひとつの業務に真剣に向き合い、成長していきたいと思います。今年もご指導のほど、よろしくお願いいたします!

② 客先での新年度の挨拶

新年度には、営業先や会議の場で挨拶をする機会も多いかと思います。取引先への新年度の挨拶では、感謝の気持ちを伝えつつ、今後の関係強化や目標について触れることが重要です。以下の点を意識しましょう。

  • 旧年度の支援に対する感謝を述べる
    昨年度の取引や協力への感謝を、具体的な成果とともに伝えると印象がよくなります。**「昨年は〇〇のプロジェクトを成功させることができたのは、貴社のご支援のおかげです」**といった言葉を添えると、より誠意が伝わります。
  • 今年度の抱負や、より良い関係を築きたい旨を伝える
    単なる挨拶だけでなく、「今年は新たな挑戦として〇〇に取り組みたい」といった具体的な目標を話すと、取引先にも前向きな印象を与えることができます。また、**「より強固なパートナーシップを築いていきたい」**といった言葉を加えると、信頼関係の強化につながります。
  • 今後の協力や発展を期待する言葉を添える
    「引き続きよろしくお願いします」だけでなく、「新たな価値を共に生み出せるよう努めてまいります」といった意欲的な表現を加えると、前向きな姿勢が伝わります。相手のビジネスの発展にも言及すると、より好印象を持たれやすくなります。

注意点

客先での挨拶では、形式ばかりの言葉にならないよう注意が必要です。「昨年度はお世話になりました。今年もよろしくお願いします」だけでは印象に残りにくいため、具体的なプロジェクトや成果に言及しながら、「昨年は〇〇の取り組みでご一緒させていただき、大変勉強になりました。今年は△△の面でよりお役に立てるよう努力してまいります」といった言葉を添えるとよいでしょう。また、長々と話しすぎると、相手の業務の妨げになってしまうため、簡潔かつ要点を押さえた挨拶を心がけましょう。

反対に、あまりにも積極的に営業色を出しすぎるのも注意が必要です。「今年はさらに御社との取引を拡大したい」「新しい案件をご相談させていただきたい」といった言葉を強調しすぎると、相手にプレッシャーを与えかねません。新年度の挨拶は、まずは昨年度の感謝を伝え、今年度も引き続き良好な関係を築いていきたいという姿勢を示すことが大切です。自然な流れで「今後もお力添えをいただければ幸いです」といった表現を用いると、相手も受け入れやすくなります。

例文(営業担当から取引先へ)

○○様、本日はお時間をいただきありがとうございます。新年度を迎えるにあたり、昨年度のご支援に心より感謝申し上げます。おかげさまで、弊社も〇〇事業で大きな成果を上げることができました。今年度は、さらなる品質向上とサービスの充実を図り、貴社のお役に立てるよう努めてまいります。貴社とより強固なパートナーシップを築くために、引き続きご意見やご要望をお聞かせいただければ幸いです。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

例文(管理職から重要な取引先へ)

○○様、いつも大変お世話になっております。昨年度は貴社とともにさまざまな取り組みを進め、多くの成果を得ることができました。改めて深く感謝申し上げます。本年度も、より一層の信頼関係を築きながら、ともに成長し、新たな価値を創出できるよう努めてまいります。これからも貴社と共に新しいチャレンジに取り組み、さらなる発展を目指してまいりますので、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

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③ 飲みの場での新年度の挨拶

飲み会の席では、フォーマルになりすぎず、場の雰囲気を和ませるような挨拶を心がけることが大切です。以下の点に注意しましょう。

  • かしこまりすぎず、リラックスしたトーンで話す
    新年度の始まりとはいえ、飲みの場では堅苦しいスピーチは避けましょう。「今年も元気に頑張りましょう!」といったカジュアルな表現を使うと、場が和みやすくなります。
  • 簡潔にまとめ、長くなりすぎないようにする
    飲み会の席では、長い話は避けるのが基本です。1分以内にまとめ、「今日は仕事のことを忘れて楽しみましょう!」といった一言で締めると、スマートな印象を与えます。
  • 笑顔で、場の雰囲気を和ませる言葉を入れる
    ユーモアを交えた一言を入れると、場が盛り上がります。例えば、「今年の目標は〇〇ですが、まずはこの美味しいお酒を楽しむことから始めましょう!」といった表現を使うと、自然な流れで乾杯に移れます。

注意点

飲み会の場でのスピーチでは、長すぎる話や仕事の話に偏りすぎるのは避けるべきです。新年度の意気込みを語るのは大切ですが、あくまで飲みの場であることを忘れず、「今日は細かいことは忘れて、楽しみましょう!」と締めくくるのが理想的です。また、特定の人を過度に持ち上げたり、逆に誰かを批判するような内容は避け、公平で和やかな雰囲気を意識することが大切です。

さらに、酒の席だからといって、ぶっちゃけ話やコンプライアンスに触れる話題は厳禁です。例えば、社内の人事評価や取引先の裏話、過去の失敗談を面白おかしく話すのは、思わぬトラブルにつながる可能性があります。また、居酒屋やレストランなど、他のお客さんがいる場所では、話の内容や声の大きさにも注意しましょう。周囲への配慮を忘れず、大人として節度のある振る舞いを心がけることが大切です。

例文(上司から部下へ)

みなさん、新年度もよろしくお願いします!今年も忙しい日々が続くかもしれませんが、こうして一緒に楽しい時間を過ごせることが何より大事だと思っています。今年もチーム一丸となって頑張りつつ、たまにはこうして美味しいお酒を飲みながら息抜きもしましょう。今日は思い切り楽しんでください!

例文(若手社員・新入社員から)

皆さん、今日はありがとうございます。〇〇(会社名)に入社して〇年目、新年度を迎えて気持ちを新たに頑張っていきたいと思います!昨年は色々とご指導いただきましたが、今年はさらに成長して、皆さんと一緒に仕事を楽しめるようになりたいです。今日はどうぞよろしくお願いいたします!

まとめ

新年度の挨拶やスピーチは、場面に応じて内容や話し方を変えることが大切です。

  1. 社内の挨拶では、前向きな意気込みやチームワークの重要性を伝える
  2. 取引先の挨拶では、昨年度の感謝と今後の関係強化の意志を示す
  3. 飲み会の挨拶では、親しみやすいトーンで場の雰囲気を盛り上げる

どのシチュエーションでも、「感謝」「意気込み」「相手への配慮」を意識することで、好印象を与えることができます。新年度のスタートを良いものにするために、ぜひ適切な挨拶を準備してみてください!